今はただあの灯火を – A Fire Faraway –

コロナも落ち着かず、まだまだ不安な日々が続いています。
自分の考えは、去年書いた時からあまり変わっておらず
最低限の告知以外は、ツイッターなども控えてきました

そしてまだまだ忍ぶ日々は続くと思いますが、皆さんも健やかでいてください。

今日は誕青日ということで、少し、未来の話をさせてください。

前作湖の小品集(CD)の後、誰もが思ってもいないこのような状況になり
まさに今の気持ちを込めて、新しい小品集を作っています。

ロゴは、今回も中川ユウヰチさんに作っていただきました。

これまでと同様にあまり言葉で長々と説明できないのですが
いつか、小品集が無事にお手元に届いて、演奏会ができれば
その時に感じていただければ嬉しいです。

七色の虹の国を旅して、残りは2色。
今回は「燈」色をテーマにしてます。
本来は橙だと思うのですが、少し変えて燈にしました。
オレンジ色というか、桜紅源のような紫に転んだ赤ではなくて
蝋燭のような黄味がかった赤です。

小品集(CD)を作るのは、もちろん1人ではできないため
コロナの状況で、思っていたよりかなり遅れていまして
(特に、緊急事態宣言でロケにいけないとか)
ただ、それはもう仕方がないことなので
こちらも無理をせず、きっと適切なタイミングで完成すると思うので
気長にお待ちください…。

ある意味作品を作るということは自分のエゴを通すことで
去年書いた時の気持ちのように
そこに巻き込んで誰かがコロナになったりということは、万が一もいけない思うので
相当慎重になっています。
僕だけや、その人だけならともかく
ご家族や周りの人や、また医療への負担などもそうだと思います。

でも、決して今の状況は悪いことだけではなく、
ここまで時間がゆっくりと流れる毎日は、東京に来て十数年来無かったことですし
1人でできる部分(音楽の部分)については
毎日丁寧に作曲や練習ができたり、本当に規則正しい生活ができたり
善いことも多くあります。

というように、昔から書いてますが
何事もコインの表裏、禍福は糾える縄の如しで
ただ自分も、あの遠くに灯った灯火を頼りに
暗い中を、前に、歩いていこうと思います。

今はただあの灯火を – A Fire Faraway –

39回目の誕青日に 
青月泰山